2018年10月15日
  • 真の目覚めを求める方のために

瞑想は何のためにするのでしょうか?

マインドフルネス瞑想が日本でもこれほど注目され、脳科学的な研究なども進んで現代人にとっても「役に立つもの」として注目されているようです。けれどもそもそもなぜ人は瞑想するのでしょうか?
 マインドフルネスという意識の状態は人間の宿命である逃れることのできない苦しみや悩みから解放されて悟りに近づくための仏教的背景を持った修行方法ということです。
 今の日本やアメリカなど文明の頂点を極めた世界に住む人々でも、やはり苦しみや悩みからは解放されなかったのです。むしろ、もっと素朴に生きていた古代の人よりもずっと複雑な悩みを抱えるようになってしまったと言えるでしょう。
 瞑想とは自分の内側と真摯に向きあう作業です。
 現代文明の経済を潤す多くのものは、みな私たちの苦しみや悩みから気を逸らしたり、一時的に満たされて問題が無くなったと思わせてくれるようなものばかりなのです。根本的な解決をもたらさない限りそれらは様々な依存症を引き起こし、人間の精神を退化させてしまいます。
豊かさが私たちを幸せにしてくれるという幻想を抱いた時代(バブル期)を通り過ぎて、いま多くの人が瞑想に興味を持ちだしました。
 「何のために瞑想をするのか?」ということを改めて問い直してみることは基本に帰るという意味で大切な事でしょう。
 ウパニシャッドは『最も純粋な超越状態の見識者にやって来た智慧であり、明らかにされた内容』と「聖なる旅」には述べられています。
「聖なる旅」はインドの最高峰のヨーギであるスワミ・ラーマの最後の著書です。
 ウパニシャッドの教えを元に、大事なことが集約された優れた著作です。
 『ウパニシャッドにおける傑出した優れた教えのひとつは、現象としての宇宙は創造というより顕れであるということです。』
『真の自己は心や感覚では認識され得ません。それは魂に隠された宝であり、心の最奥の部屋に住んでいるのです。』(いずれも「聖なる旅」より抜粋)
人間の避けられない運命である悩みや苦しみを根本から解決し悟りに至るには内側に深く入っていく以外に方法はありません。
 瞑想を通して「心の最奥の宝」を得たい、悟りたいと望んでいる方のための道標となる本です。

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